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逆走ストップ!増加する高速道の逆走車事故被害を防ぐには


tomare

2015年各地で逆走発生!

2015年も、各地から高速道路の逆走事故による悲惨なニュースがいくつか見られます。
中には、命を落としてしまった事故も含まれる大変痛ましい社会問題と化しています。

理由はさまざまですが、全く他人ごとと思えないような逆走原因もあります。

走行中の本線上でスリップして側壁に衝突しスピンして方向が逆になっていることに気づかずに走行した新潟県北陸自動車道で起きた事故では、逆走車両との衝突を回避した6台のクルマがガードレースや分離帯に衝突する事故が起きケガ人が出ました。

また、最近では、首都高速道路の出口付近で突然Uターンして、本線上で順送車両と正面衝突した高齢運転者の逆走事故が発生しています。

逆走が高齢者に多い

逆走が高齢者に多いことは、統計からも分かっています。
確認されている逆走車の約7割の運転者が65歳以上と言うことから、高齢運転者の逆走原因をつかみ、社会全体での対策が進められています。

既に、75歳以上の運転免許証発行時の認知症検査の義務などの法制化を進めています。
しかし、現実には、認知症の発症が免許証の有効期間内に発生すれば、免許証の発行時だけでは不足です。

現実的に考えれば、認知症が逆走に大きく影響することを社会全体が認識して、家族などで被害の拡大を防ぐために話し合うことも必要です。

逆走と認知症については、以下の記事でも紹介しているので合わせて読んでみてください。
「逆走事故への備えは大丈夫?増える高齢者ドライバーと逆走」

逆走防止!認知症を確認したら運転をやめよう!

こうした、認知症と呼ばれる脳疾患については、まだ解明されていない部分も多く、治療法もさまざまです。
既に、認知症の疑いによる、免許証の交付制限などの措置や方法について検討されていますが、全てに浸透し確実な成果をあげるには、もう少し時間が必要です。

認知症と知っていた家族が、本人のクルマの運転を中止する努力をしなかったために、逆走事故が発生し、正面衝突された30代の男性が死亡するという、痛ましい事故も発生しています。

強制することはできませんが、高齢になる運転者本人や高齢運転者のいるご家庭では、本人と話し合う機会を持ち皆で協力して対処していく必要があります。
対処については、認知症の症状のある人に運転をさせないようにする、家族が日頃から注意して認知症の前兆を知る、免許証の返納を検討する、など予防策も検討しましょう。

逆走車と遭遇したら

逆走車の多くは、高速道路などで本線の右車線を走行していることが多く見られます。

コレは、どなたにでも分かりやすいのですが、逆走車から見た場合に左車線となるためです。
しかし、本人が逆走に気づいていないことが多いため、速度は50~100km/hとそれなりのスピードで走行していることが多いので注意が必要です。

例えば、200m先に逆走車を見つけたとき、双方が100km/hで走行している場合、衝突までの時間は、わずかに4秒足らずです。
実際は、200mまで見通せる状態でなければ、その時間は更に短くなるでしょう。

基本的な予防策としては、追い越し車線を継続的に走行しない。
高速道路の警告板やハイウェイラジオの情報に注意し「逆走車あり」などの情報が出たら速やかに左車線に移行して、退避や停車が可能な状況で注意して走行しましょう。

なお、急な減速や急ハンドルによる退避行動は、後続車からの追突事故の危険もあるので、注意が必要です。

高速道路でも油断せずに漫然とした運転をしないように心がけましょう。


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