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フランス発!空気入りタイヤのパンクと戦ったミシュラン兄弟の挑戦


taiyapanku

空気入りタイヤの課題、パンクとの戦いを制したミシュラン

ダンロップの空気入りタイヤはたちまちヨーロッパ中に広がり、ゴムを使用した工業製品を作っていたアンドレとエドゥアールのミシュラン兄弟の目にとまります。

それは、1人の自転車乗りがパンクしたダンロップの空気入りタイヤの修理を必要として、ゴムのパーツを手に入れるためにミシュランの向上を訪れたことがキッカケでした。

パンク修理そのものは、チューブに空いた穴の破損部分にゴムパッチを接着するだけの単純な作業ですが、タイヤを車輪から外し、チューブを取り出してから修理を行い、車輪にタイヤを組み付けるという作業に3時間、さらに、車輪とタイヤのリムを接着するために一晩置く必要がありました。

これを知ったミシュランは、パンクしたときに約15分で容易に修理ができるタイヤを作りました。
1895年、パリとボルドーをお往復する自動車レースで20回以上のパンクをしながらも、空気入りタイヤの持つ高いスピードで走行できる性能を証明し、実用性の高い空気入りタイヤの有効性を実証しました。

後の1948年ミシュランが現在のタイヤの基本となる、ラジアル構造のタイヤを発表しています。

このラジアル構造とその後のチューブレスタイヤなどの開発によって、パンクによる急激な空気漏れのないタイヤ、リムからタイヤがいきなり外れることがない構造など、ハイスピードで走る自動車の安全を支えています。

タイヤは白か飴色だった

パンクの話しからそれてしまいますが、タイヤの耐摩耗性向上とトレッド(接地面)の強度を上げるための工夫により、それまで白、または飴色だったタイヤの色が黒くなりました。

「タイヤは初めから黒いモノ」と思っている人が多いと思いますが、実はあの黒色もタイヤの技術のひとつで、カーボンブラックがゴムに練りこまれています。
採用は古く1912年頃とされていますが、このカーボンブラックを含有させることで、タイヤの耐摩耗性が4倍近くまで伸びたと記録されています。

タイヤと路面の摩擦で走って曲がり、そして止まる

自動車のエンジン性能やシャシ性能、優れたブレーキ性能などを余すこと無く利用できるのは、優れたタイヤのおかげです。

クルマは、発進時にタイヤと路面の摩擦を利用して走りだします。
コーナリング中も摩擦の発生によって、クルマは曲がります。
そして、ブレーキをかけて止まる時もタイヤと路面の摩擦力で停止します。

つまり、タイヤがクルマの安全を維持する重要なパーツということがわかります。
日頃から空気圧やタイヤの状態に気を配り、安全な運行に努めましょう。


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