1番安い自動車保険教えます

1番安い自動車保険の探し方を紹介しています。

自動車保険の中途更改は大損する?解約して他社乗り換え3つの注意点!


tyuutokaiyaku

今加入している自動車保険が本当に最適な保険なのか、疑問を感じている人は比較的多いと思います。

代理店型損保で契約しているユーザーの多くが、「代理店を信用しているから自動車保険も心配ない」と言いつつも、他社やダイレクト損保各社の保険料や補償内容に少なからず、興味を持っていることも事実です。

そうした状況で、何かの機会にダイレクト損保などで保険をかけた場合の保険料を見て、あまりの差に驚き、保険を乗り換えて入り直したい、という話もうかがいます。

このような自動車保険の掛け変えの時に出てくるのが中途更改と任意解約です。

そこでよく出てくるのが、中途更改は損をするという話です。

この記事では、中途更改をすると本当に損するのか?そして、任意解約の他社乗り換えをする際、気をつけたい3つの注意点をご案内します。

自動車保険の中途更改とは?

tyuukohenkou

中途更改とは、損害保険で一般的に使われている保険用語のひとつで、わかりやすく言うと、現在有効な保険を期間中に解約して、新たに別の保険の再契約を結ぶことです。

中途更改、任意解約はあたりまえ?

少し前の話になりますが、筆者が代理店で自動車保険を取り扱っているとき、中途更改手続きを比較的多く取り扱いました。

もっとも多かったのは、新車への代替時にお客様の保険を見直し、新車だからこそ付けたい特約のある自動車保険に乗り換えるため、中途更改手続きをしました。

現在は、お客様の希望に合わせ現契約を任意解約して、ダイレクト型など他社への新規契約をお勧めすることもあります。

現在の自動車保険は、新車購入などにより車両入れ替えが発生しても、多くの場合は異動承認手続きで条件の変更が可能です。

しかし保険会社によっては、新価特約など新しい車に付けたい補償が設定されていない場合、任意解約後、希望の保険に再加入することになります。

月払いから年払い、年払いから月払いに変更する

支払い方法を変更したい時、中途更改で支払い方法を変更することができます。

支払い方法の変更は、契約者の希望によるものですが、おおむね損をするのであまりお勧めはしません。

中途更改、任意解約の返戻金は?

どちらも現契約を解約することに変わりないのですが、新たな契約の付け方で解約返戻金の計算方法が異なります。

保険会社を変えずに中途更改する場合

規定によって日割り計算により返戻金が計算される場合もあります。一般的には短期率表(年払い/月割)に従い返戻金が計算されます。

現契約を任意解約し他社に保険を付け替える場合

短期率表(年払い/月割)に従い返戻金が計算されます。

年払いは、不利な返戻率になっているので任意解約には注意が必要です。月割の場合、保険始期応当日に合わせて解約すれば、無駄になりません。

毎月の応当日を1日でも超えると1か月分の保険料がかかるので注意しましょう。

自動車保険短期率表
2

中途更改手続きの本質は、より上位の保険(補償)を得るために必要な手続きとも言えるでしょう。

保険本来の補償を得る、もしくは、同じ補償条件で今より保険料が安くなるのであれば、積極的に中途更改、任意解約の手続きをお勧めします。

価格の安さであれば、やはりダイレクト型の保険が圧倒的に安くなります。ネットから一括査定すると、ネット割引も適用されて、お店で入るよりも安くなるのでオススメです。→ ダイレクト型保険の一括査定へ

代理店型を解約してダイレクト型に乗り換えると損する?

dairekut

代理店型自動車保険の場合、補償内容も幅広く対応し特約も充実しています。

つまり、車両入れ替え時の補償見直しをして異動承認の手続きだけで、十分な内容を選ぶことができます。

したがって補償の見直しを理由に、代理店型自動車保険の中途更改をする機会は減ってきています。

しかし保険料をダイレクト型と比較した時、大幅な節約が可能になることがあり、その場合は、以下の注意点を押さえて任意解約、中途更改の検討をしてみましょう。

・中途更改、任意解約による乗り換えは、現契約の等級が引き継がれる(※1)
・現契約の解約日と中途更改による新規契約の保険開始日を同日にする
・保険始期が変更されるため、更に1年先の満期まで等級が上がらない

ダイレクト型保険との価格は比較はネットの一括査定で比較的簡単にできます。(ネットからの見積りで更に割引適応に)

上記の内容から、保険の始期日が変わるので保険料だけの見直しの場合、現契約の満期日まで待ってから乗り換える方お得なことも有ります。

一般的には、9等級以上の場合、毎年の等級アップによる割引率の進み方が鈍化します。

6等級から8等級までは、一気に40%割引まで進みますが、それ以降毎年1~3%の割引が加算されます。ちなみに9等級は43%割引、10等級は45%割引です。

満期日まで待てば等級が進み割引内容が良くなることは間違いありませんから、任意解約して乗り換える場合は、今手続きした場合と満期更改の場合とを必ず比較して検討しましょう。

※1:現契約の期間中、既に等級ダウン事故を起こしている場合は、等級ダウン事故有係数での契約となります。

中途更改したときの等級の引き継ぎはどうなる?

hikitugi

中途更改した時の等級は、現契約の等級が引き継がれます。そして他社乗り換えのための任意解約でも同様です。

しかし、現契約の加入状況によっては、等級の引き継ぎができなかったり、等級が上がってしまったりすることもあるので注意が必要です。

・現契約の期間中、等級ダウン事故を起こしている場合
・現契約の解約日から新規契約の開始日が遅れてしまった場合

現契約期間中の等級ダウン事故を起こしている場合、次の保険会社が引き受けるかどうかも確認しておく必要があります。

特にダイレクト損保の場合は、電話にて加入ができるか確認しておくことが必須と思っていたほうが無難です。

多くの場合、1事故以下、等級ダウンによる次の契約が6等級以上なら引き受けが可能なボーダーラインです。

2事故以上、5等級以下が想定されるなら、乗り換えは難しくなるので、現契約の内容を見直す方が賢明です。

ボーダーラインを下回る状況に人が解約手続き後、再契約を結ぶのは困難です。

解約手続きをする前に引受が可能かどうか確認することが必須となります。

任意契約手続きを行い、新規加入の手続きが遅れてしまった場合、前契約有りの新規(6F等級)まで下がることになります。

任意解約を行い他社に保険を乗り換えるときは、解約日と保険開始日が同一になるよう契約手続きに注意しましょう。

新車を購入して自動車保険を乗り換えるメリットとデメリット?

sinsya

新車購入時に自動車保険を付け替えるメリットは、新車だけの割引や特約を付保することで、より安く、より手厚い補償が受けられます。

代表的な割引と特約は次の2つです。

・新車割引
新車の登録月から25か月目まで適用することができます。
新車納車時に合わせて、中途更改で保険始期を合わせることで、3年後の車検時期まで、新車割引の適用が受けられます。新車割引の設定の有無、適用時期や期間は、保険会社ごとに異なるので確認が必要です。
・新価特約
新車が事故により損害を受け修理見積金額が、車両保険価額の50%を超える場合、再購入費用として、車両保険金額まで補償されます。つまり、半損以上で全損相当の保険金額が補償され、新車に買い替えることができる特約です。適用時期が保険会社により大幅に異なります。

例えばダイレクト型自動車保険で見た場合、イーデザイン損保では、新車の登録月の翌月から11か月以内となっており、中途更改しても実質1年間しか付保できません。

しかし、セゾン自動車火災、ソニー損保では、新車の登録月から25か月目以内となっており、中途更改し付け直せば3年間付保できます。

つまり、新車登録年月(納車時期)に保険の始期を合わせれば、新車割引や新価特約を有効に利用することができます。

代理店型損保や全労済の車両保険にも新価特約はあるので、新車に乗り換えた時は、現契約の保険会社に新車割引や新価特約の有無を確認して、中途更改、任意解約の準備を進めましょう。

代理店型なら、代理店に相談して見るのも一考ですが、任意解約して他の代理店型損保や、上記のダイレクト型への加入の検討もお勧めです。

新車代替時は、条件の見直しなど補償を落とさずに保険料を安くできる絶好のチャンスです。新車の見積もりだけに終わらず、多少面倒でもネットの一括査定(ネット割引あり)で自動車保険まで見直しをしてみては、いかがでしょうか?

長期契約を満期前に途中解約して乗り換えると損する?

sonwosuru

新車ディーラーや一部の代理店型損保にて積極的に販売されている、長期契約の自動車保険ですが、この保険も中途更改や任意契約で他社に乗り換えることが可能です。

長期契約の商品については、他の解説記事にて詳しく説明します。ここでは、満期前の途中解約や乗り換え時のデメリットなどを見てみましょう。

長期契約を中途解約して他社への乗り換えを検討する場合、以下の点に注意しましょう。

現契約の期間中に等級ダウンの事故を起こしていないか?

既に等級ダウン事故を起こしている場合、中途解約して乗り換えると新たな契約は、等級ダウンしかも事故有係数が適用になるので、保険料が安くなるどころか上がることがほとんどです。

長期解約では、保険料が契約期間中は変化しないので、満期までそのままの方が得策と言えそうです。

残りの保険期間は何年と何か月ある?

保険期間は、既に最後の契約年となり満期まであと半年、というような場合は、満期後のアップした等級の保険料と、現契約を中途解約して加入する保険料の違いをよく確認しましょう。

加入して1年以内など、残存期間が2年以上ある場合、再契約する保険会社によっては、保険料に大きな違いが出ることもあります。

月払い契約なら、短期率による返戻金計算も大幅な損につながることは少ないのですが、年払い、一括払いをしている人は、損をする幅が大きくなります。

年払い、一括払いの人は、解約返戻金も踏まえて次の保険を残存期間分計算して、損得を比較した方が良いでしょう。

まとめ:中途更改して乗り換えるとき3つの注意点

tyuuiten

中途更改、任意解約で保険会社を乗り換えるなら、次の3つの注意点をしっかり押さえて検討して下さい。

・年払いの解約返戻率は悪いので、それぞれを試算して比較すること!
・新車代替時は中途更改して新車割引や車両保険の新価特約を付保する!
・長期契約は等級ダウン事故を起こしていたら中途解約して乗り換えは、要注意!

中途更改、任意解約の乗り換えを検討する時は、保険料試算や補償の見直しをしっかりと比較してから手続きを進めましょう。


  関連記事