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共栄火災の自動車保険と評判|CSランキング事故対応の口コミ評価なぜ低い?


kyouei

共栄火災海上株式会社(以下:共栄火災)は、現存する数少ない老舗の中堅独立系損保です。

共栄火災は、なぜかCSランキングの評価が低く、残念なことにインターネット上の知名度も低いようです。しかし会社の営業規模を見ると東京海上ホールディングスに属する日新火災と同じくらいの業績があります。

果たして共栄火災とは、一体どんな損害保険会社なのでしょうか?

中堅どころの代理店型損保は、どの会社も個人の顧客からの評価が高く、顧客満足度調査では評価が高い会社が多いようですが、なぜか共栄火災の評価は低くインターネットで見る「口コミ」の評判もあまり芳しいものではありません。

この記事では、顧客満足度調査を実施する各機関のCSランキングから、顧客対応や事故対応などの結果を考察し「なぜ評価が低いのか?」実態を探ります。

そして、CSランキングと自社アンケートの評価、過去3年間の業績を見てわかる「共栄火災」の本当の評判と実態、商品やサービスなどの特徴、ライバル他社との保険料比較を見て参ります。

CSランキングを見てわかる共栄火災の評判

2017年に行われた顧客満足度調査ランキング各社の発表から、共栄火災の順位を見てみましょう。

J.D.パワーアジア・パシフィック(以下:J.D.パワー)の2017年CSランキング

契約者満足度調査「代理店系損保部門」:6位(616p)
事故対応満足度調査「総合」:ランク外(サンプル数が足りず未評価)
新規加入者満足度調査「代理店系損保部門」:ランク外(サンプル数が足りず未評価)

J.D.パワーのCS調査では、有効なサンプル数が集まらず、契約者満足度調査「代理店系損保部門」:6位のみランキングされました。

結果は業界平均の616pと奇しくも同じポイントの獲得となり、代理店損保の中では平均的な顧客対応の会社ということが推察できます。

詳細を確認したところ、共栄火災は「契約内容/契約手続き」の評価のみアベレージを下回っていましたが、「価格、保険証券、顧客対応、事故対応/保険金支払い」の各部門で平均的(アベレージ)な評価なので、特別に悪いということではないようです。

もっとも、J.D.パワーのアンケート集計は、自動車保険の全ユーザーに対し極少数の回答であり、そのまま鵜呑みにはできません。

特に共栄火災のユーザーは、JAや各協同組合、信金などの販売チャネルからの加入が多く、インターネットを利用したアンケートでは、「あまり有利な回答を得られない」と考えられるからです。

また、各項目の評価は満点で1000pとなっておりますが、代理店損保1位のAIU保険が648pであり、616pの共栄火災が極端に悪い評価というわけではないのです。

契約者満足度調査では、6位ですが実質的なサービスの差はそれほど開いていないと考えてもよいでしょう。

2016オリコン日本CS顧客満足度調査

「総合」、第16位
項目別「加入・更新手続き」、ランク外
項目別「商品の充実度」、ランク外
項目別「保険料」、ランク外
項目別「事故対応」、ランク外
項目別「調査・認定結果」、第8位
項目別「受取額・支払いスピード」、ランク外
項目別「サポートサービス」、ランク外

再利用意向の意識調査、第17位/17社中(69.47%)

年代別「10・20代」、ランク外
年代別「30代」、ランク外
年代別「40代」、ランク外
年代別「50代」、ランク外

代理店型損保満足度、第8位/9社中

大変残念な結果ですが「調査認定結果:第8位」以外は、すべてランク外でした。

しかしオリコン日本CS顧客満足度調査サイトは、過去数年間の評価からダイレクト型損保に優位な傾向があります。

結果を素直に受け取れば共栄火災の評価は、「同業他社と比べて劣っているところもあるが、事故対応については一定評価されている」といえそうです。

しかし、今回の調査で行われた「再利用意向の意識調査」では、最下位となっており、また、代理店型損保ではワースト2位の結果でした。いくつかの問題を内包していると推察できる評価内容でした。

価格.com自動車保険満足度2017

価格.comによる2017年の顧客満足度調査では、共栄火災が調査対象外となっております。

同サイトは、自動車保険の一括見積もり比較サービスも提供しており、またアンケート集計は、外部機関に委託されて行われているため、今ひとつ信頼性にかけたところがあります。他社の評価も含め参考程度に見るほうが無難です。

【参考記事】

価格コムの自動車保険ランキングは信じてはいけない!?

CSランキング各機関の結果は、ほかのランキングサイトとも比べた上で参考程度にするほうが賢明です。

ランキング総評

ランキングサイトの結果だけでは、共栄火災を評するに乏しい情報でした。

近年の行われているインターネットからの顧客満足度調査では、重視するサービスの項目のトップに「価格」と、多くの回答者が答えています。

したがって代理店型損保の共栄火災は、ダイレクト自動車保険と比べて高額な保険料になることから、その点を考慮するとCSランキングでは明らかに分が悪いといえるでしょう。

共栄火災に対する評価は、概ね低く、同規模AIU保険や富士火災と比べて、低い評価でした。また、大型代理店型損保と比べても総じて評価が低く、顧客の満足度が低下傾向にあることは否めません。

各代理店の取り組みが足りないのか、今ひとつ市場の評価に繋がらなかったことは大変残念な結果でした。

自社アンケートの公表内容でわかる共栄火災の実態

共栄火災では、自動車保険契約者へのアンケートをもとに「契約全般に対する満足度」や「事故対応サービスの満足度」など、集計結果をまとめて自社ホームページにて開示しています。

今回確認したアンケートは、2016年度に1年を通じて集計された最新ものです。

共栄火災の自社調査の結果

共栄火災は、自社顧客へのアンケート結果から顧客満足度の評価を開示しています。アンケート結果は、2016年度分です。

事故対応の満足度に関するアンケートでは、「満足/やや満足」の評価結果が94.6%となっており、概ね良好な回答が集まっています。

また同様に契約全般に対する満足度に対するアンケートにおいても「大変満足~やや満足」を対象とした集計結果が約80.1%でした。

CSランキング各社の評価は散々でしたが、自社アンケートから見た評価は概ね高く、共栄火災は、契約者満足度が高いということがわかりました。特に事故対応では高い満足度が示されており、こうしたことが継続契約につながっていると考えられます。

ユーザーの声は、苦情も合わせて詳細な内容が公表されており、今後も透明性の高いサービスが期待できます。

なお、共栄火災では、ユーザーの声を今後のサービスに反映できるよう、ユーザーの声の対応方針、経営に活かすしくみなどの整備と業務改善を進め、2012年7月にISO10002自己適合を宣言しています。

ユーザーの声をサービスに活かす取り組みを、前面に打ち出している共栄火災の評価は、今後上がるものと期待しましょう。

共栄火災は他社と何が違う?過去3年間の業績チェック!

共栄火災は、顧客満足度調査によるCSランキングでは多くの項目が低評価でしたが、この3年間の自動車保険の収入保険料(売上高に相当)は、わずかながら増収しています。

まずは、過去3年間の業績について、自動車保険売上を表す「正味収入保険料」と保険金支払いの割合を示す「損害率」のデータを見てみましょう。

事業年度:収入保険料/損害率
2014年度:61,923百万円/61.7%
2015年度:62,903百万円/61.5%
2016年度:63,125百万円/59.8%

一般にダイレクト損保よりも保険料が高い代理店型損保ですが、共栄火災の自動車保険契約高は、この3年間で着実に増収しています。

専業代理店のみならずJA関連の代理店との連携による、積極的な販売姿勢が業績にも表れた結果になりました。

ほかの中堅代理店損保とも比較して見てみましょう。東京海上ホールディングスに属する中堅損保「日新火災」の業績と比較して見ましょう。

【参考比較】日新火災海上保険株式会社

事業年度:収入保険料/損害率
2014年度:83,371百万円/63.7%
2015年度:85,417百万円/61.6%
2016年度:85,367百万円/59.0%

単に自動車保険の収入保険料を比較しただけでは、日新火災のほうがわずかに上回ります。しかし、火災保険や傷害保険、企業向け賠償責任保険などを加え、会社全体の保険料収入を比較すると共栄火災のほうが高い保険料収入となっています。

実際、2016年度における全種目を合わせた収入保険料は、日新火災(140,118百万円)に対し、共栄火災(166,217百万円)と大幅に上回っています。

世間では、代理店の存在が代理店型損害保険の保険料が高い理由としてつるし上げられますが、実際、代理店の手による営業努力が、テレビやインターネットを通じた広告よりもはるかに高い効果があることを保険料増収の結果が示しています。

保険金支払いや将来は大丈夫?

契約者アンケートによる事故対応の評判が良い共栄火災ですが、一方ではCSランキングの評価が悪く、今後の保険料引き下げが進むことで、保険金支払いや将来の運営は大丈夫?と感じる人もいるかもしれません。

そうした疑問への回答ですが、「今のところ、まったく問題ない」といっても差し支えないでしょう。

共栄火災は、保険金支払いのための責任準備金も多少の増減こそありますが大幅に減ることもなく、保険会社の支払い余力を示すソルベンシーマージン比率は941.4%(2016年度)と、業界トップレベルに保たれているので安心です。

東京海上日動を袖に!共栄火災ってどんな会社?

共栄火災は、全国共済農業協同組合連合会(以下:JA共済連)を筆頭株主とし、農林組合、水産魚業組合、信用金庫・信用組合、生活協同組合など、協同組合・協同組織との関係が密接な損害保険会社です。

東京海上との合併を袖にした!

中堅損保の合併が相次いだ2000年代初頭、中堅どころの共栄火災では、2001年に東京海上、日動火災、朝日生命を中心に運営が進められていた「ミレア保険グループ」への参加を決めていました。

ところが翌年の2002年、それまで相互会社として運営してきた共栄火災は、一転し株式会社に転身、同時にJA共済連組合を筆頭株主とし、農林中央金庫、信金中央金庫を始め、全国農業協同組合連合会など協同組合などから出資を受けて、ミレア保険グループから離脱しました。

当時は、損保会社の統合が加速していたこともあり、一見無謀とも見える共栄火災の決断でしたが、2016年現在、共栄火災はJA共済連の補完業務も拡大し、業績も向上しています。

ミレア保険グループは、共栄火災が戦後から築いてきた、JA共済連グループや農林水産組合、農林中央金庫、信金中央金庫に関連する、大きな市場を取り込むことができず、当てが外れたといったところでしょうか。

共栄火災の営業内容

共栄火災の2016年の正味収入保険料は約1662億円となっており、この3年間の業績は横ばいです。

共栄火災が販売する損保商品は、他の代理店型損保と同様ですが、その構成比は他社と比べてかなり違います。

一般的に他の損害保険会社では、自動車保険の販売構成比が5割を占めますが、共栄火災の場合、3割程度にとどまり、火災、傷害、動産、企業用賠償責任保険などへの取り組みが顕著です。

また、販売ルートも信用金庫やJA共済連グループなどから、モーターチャネル、専業代理店まで多岐にわたり、社内に直販の営業担当者もいます。

自動車保険の取扱いについては、他の代理店型損保同様、個人法人を問わず個人事業主の業務用から、10台以上を保有する大口のフリート契約者まで幅広く対応しています。もちろん、自賠責保険の取扱いも行われています。

つまり、大手と比べても全く遜色のない商品構成を持っており、顧客のあらゆるニーズに対応することができる損害保険会社ということになります。

なお、JA共済連との関わりから、農林水産分野の賠償責任保険に精通した代理店が多く、その分野では大手損保をもしのぐ顧客対応を誇っています。

共栄火災は、「JA共済連グループの損保として独立路線の選択は正しかった」といえそうです。

見積もり比較:高くてもOK?共栄火災「KAPくるまる」をソニー損保と比較

総じて保険料が高い!といわれている代理店型損保の自動車保険は、ダイレクト自動車保険と比べて、どのくらい違うのか?ダイレクト自動車保険No1.のソニー損保と見積もり比較してみました。

今回は、これ以上割引が進まない20等級の被保険者を設定して試算しました。被保険者とクルマの諸条件は以下の通りです。

初度登録:平成29年12月
ホンダN-ONERS(JG1)
適用等級:20等級
35歳以上を補償
日常・レジャー(~5000km)
被保険者本人配偶者に限定
被保険者本人35歳
居住地東京
※インターネット割引早割e証券新車可能な割引はすべて算入

対人賠償無制限
対物賠償無制限
人身傷害5000万円(搭乗中のみ補償)
車両価額190万円(免責:1回目5万円-2回目以降10万円)
特約:弁護士費用300万円、対物超過修理費用50万円、車対車免責ゼロ特約、ASV割引

試算の結果は以下の通りでした。

・共栄火災「KAPくるまる」
一般車両付き:44,290円
エコノミー車両付き:34,400円
車両保険無し:22,370円
・ソニー損保「自動車保険」
一般車両付き:30,120円
エコノミー車両付き:22,910円
車両保険無し:14,260円
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)

残念ながら共栄火災「KAPくるまる」は、評判どおり保険料が高いようです。

ダイレクト自動車保険のソニー損保と比べると、一般車両保険付きだと価格差は、約1万4千円もあります。保険料の単純比較では共栄火災に勝ち目がない勝負でした。

今回は、極力シンプルな内容で見積りましたので、ダイレクト型損保でもほぼ同様の補償が実現できます。

確かに事故対応では、様々な相手や状況に対して、百戦錬磨の共栄火災のほうが交渉のノウハウに長けているかもしれません。また、代理店による直接フォローも期待できます。

しかし、近年のダイレクト自動車保険の顧客対応、事故対応は大変評判がよく、特にソニー損保は、業界内外で顧客満足度の高い損保として実績を積んでいます。

ここまで保険料に差があると、特別な付加価値がなければダイレクト損保に目移りしてしまいますね。

しかし実際に保険料差がコレほどあるのに、共栄火災の顧客の多くが満期更改で継続契約しているのは、代理店の提案や事故対応の実績が高く顧客の信頼が厚いのかもしれません。

特に割引が進んでいる中高年の優良ドライバーの多くは、年間保険料に1万円以上の差があっても、契約手続きや事故発生時に安心して任せられる代理店の存在を重視していることでしょう。

契約漏れを防ぎ、事故発生時には、契約者の自己責任を極力排除してくれる代理店の存在価値を、高くなる保険料の差としてどう見るかが共栄火災を選ぶ際のポイントになってくるでしょう。

口コミサイトの情報は正しい?共栄火災の本当の評価

インターネットサイトの口コミ評価を見ると、共栄火災の評価はどちらかというと悪い口コミが広がっています。

しかし、この口コミについて鵜呑みにすることは大変危険であり、参考にもならない内容も目立ちます。

実際、損害保険会社に5年間勤務した筆者の経験では、おおよそ損保の事故担当者が口にするはずがない発言や行動が書かれています。

多くの口コミが「損保の社内を知らない人が意図的に創作した経験談」という見かたができるので、悪い評価の口コミ、良い評価の口コミが集中しているサイトには、信ぴょう性がないと思ったほうが無難です。

実際、共栄火災の自動車保険の業界シェアは、1~2%程度であり、インターネットを介しての加入はほとんどありません。

したがってインターネット上で共栄火災の口コミを集めるには、100人分集めて1人あれば、かなり高確率ということになり、実際は、200~300人に1人程度の数しか集まらないはずです。

ランキングサイトにおいても評価数が集まらない共栄火災の評価を一般の口コミサイトで集められるとは到底考えられません。つまり、その記事は意図的に創作されたものである可能性が高く、参考にはならないでしょう。

共栄火災は、代理店型損保ですから、加入に際し取扱い代理店との直接対話から判断していくことが賢明です。

↓ 下の一括査定で「共栄火災」と最大20社の見積りを比較できます。

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