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【保存版2016】ダイレクト自動車保険9社の特約一覧(補償種類別)


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自動車保険を安くするならダイレクト自動車保険を選ぶのが今や常識ですが、加入時に注意しなければいけないポイントがあります。

それは、数多くある各種特約の選択です。一般的に代理店から自動車保険に加入するときには、代理店が加入者のリスクを勘案して基本補償と必要と考えられる特約を検討し提案してもらえます。

しかし、ダイレクト自動車保険に加入するときは、自分で必要な特約を検討し判断しなければなりません。

ところが特約には、損保各社共通に用意され自動付帯されるものから、損保各社で補償内容の違い、補償の有無など様々な違いがあります。

正直、一年に一度の満期時に検討するだけでは、各社の特約の違いや補償内容の差まで理解するのは難しいことと思います。

そこで、ダイレクト自動車保険各社の特約を一覧表にまとめ、各社間の違いを比較し一目でわかるようにしました。

また、一般にはわかりにくい特約の名称について、できるだけ簡単にわかりやすく説明を加えています。

次回の満期更改の際には、必要な特約を間違いなく選べるよう参考にご覧下さい。

特約の有無を保険会社は教えてくれない!

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一般の加入者には今ひとつ分かりにくい自動車保険の数多い特約には、ベーシックな各社共通で自動付帯の補償から、近年の補償需要に合わせて各社で独自に設定されているものがあります。

知っての通り特約は、補償範囲を広げたり、限定したりして割引をしてもらうなど、理解して使うことで、より加入者の希望に合った自動車保険にできます。

知っておきたい限られた損保の特約

とりわけ任意に選んで加入する特約には、一部の会社だけ取り扱いしている種類のものもあり、中には「知っていれば絶対に入りたい」と思う補償もあります。

例えば、新価特約や新車買替特約という名称の補償は、新車登録時から決まった期間だけ付けられる特約で、万一の事故で修理費が保険金額の50%を超えた場合、新車に買い替えが可能になる特約です。

つまり、損害が5割を超えた場合、修理をしないで新車に買い替えができるということなので、新車に車両保険を付けるならぜひ付けておきたい補償です。

ところがこの補償のあるダイレクト損保は3社しか無く、新車購入者が気付かなければ補償を知らず加入する機会を失うことにもなり兼ねません。

ダイレクト損保は他社の補償まで教えてくれない

ダイレクト損保各社は、自社の自動車保険にできることはサイトでも解説していますが、他社にあって自社に無い補償特約をあらためて教えてくれることはありません。

したがって会社ごとに異なる「特約の有無による補償の差」は、加入者自身が契約前に確認し把握しておく必要があります。

もし特約についてよくわからずに加入していれば、万一の事故の際にも受けられる補償に大きな差が生じるので、加入前によく知っておくことが肝心です。

ダイレクト自動車保険9社の補償種類別の特約一覧

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多くの特約がありますが、傷害保険と関連した独自補償があるために種類も増えています。

必須の特約は?

しかし、必ず付けておきたい特約というとそれほど多くはありません。筆者が必須と考え皆さんにオススメの特約は、「弁護士費用補償特約」と「対物超過修理費用特約」の2つです。

また、新車から最初の車検までの間なら「新価特約」を付けておいたほうが無難です。合わせて「車両無過失事故に関する特約」も自動付帯する自動車保険がオススメです。

賠償保険の特約

対物超過修理費用特約(50万)

相手の修理損害費用が時価額を上回る際、修理費用を最大50万円まで上乗せして支払う補償。

対物超過修理費用特約(無制限)

相手の修理損害費用が時価額を上回る際、修理費用の上限無く上乗せして支払う補償。(2016年10月現在、チューリッヒだけが取り扱いしている)

他車運転危険補償特約

他人の車を運転していて事故を起こした際、自分の車の保険を使うことができる補償。

ファミリーバイク(原付)特約

自身の所有の有無に関わらず125cc以下のバイクの事故を補償し、賠償責任は基本契約と同じ、傷害保険には人身傷害型、自損傷害型とがある。

被保険者と同居の家族(別居の未婚の子も含む)であれば、運転者限定、年齢条件は問わない。

個人賠償責任保険特約

被保険者本人とその家族が日常生活の中で起こした偶然な事故(自動車事故は対象外)により、他人に対して賠償責任を負った際に支払われる補償。

家族の乗る自転車で起こした事故の被害者などを補償する。

車両保険の特約

車対車免責ゼロ特約

相手の特定ができる車対車の事故で車両保険を使うとき、免責(自己負担額)を0(ゼロ)円とする特約。車両保険の免責設定の際に選ぶ。

弁護士費用補償 300万

相手の過失100%のいわゆるもらい事故などで、自分の保険で相手と交渉できないとき、弁護士に相談依頼する際の費用を補償する保険、自動車事故が基本だがその他の事故まで拡張して使える保険会社もある。

また利用には、保険会社の承認が必要な場合もある。

車両無過失事故に関する特約

相手過失100%で自身の過失が0%の事故の際、自分の車両保険を使っても翌年のノンフリート等級がダウンしない特約。特約設定のある保険会社に限り車両保険に自動付帯。

車両新価特約

新車登録時から13か月、37か月など定まった期間だけ付けられる補償特約。

事故で修理費が保険金額の50%を超えた場合、新車に買い替えが可能になる特約。ただし、台風洪水などの自然災害は適用されない。

車両全損修理時特約

車両保険を使う際、修理金額が保険金額を超えても修理する場合に保険金額を超えて最大50万円まで上乗せ補償する特約。

車両全損時臨時費用(諸費用)

車両全損で保険金が支払われる際に、10%の金額(20万円限度)として、車両保険金とは別に補償。(補償額は保険会社によって異なる(無い)ので要確認)

自宅車庫等修理費用

対物賠償事故で損害を補償できない自宅車庫を自車両でぶつけて壊したときの補償。
(2016年10月現在、SBI損保だけが取り扱いしている)

代車費用(レンタカー)

事故で代車を必要とする場合、レンタカーの費用を補償してもらえる特約。事故時に希望すればほとんどの保険会社がレンタカーの手配までしてくれる。

車内身の回り品

車内に置いたカメラやゴルフバッグなどが事故により破損、または、車上荒らしの被害にあった場合、保険金額の範囲内で時価額にて補償。

2016年10月現在、ほとんどの損保が携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノートPCは補償対象外としている。

現場急行盗難追尾引取清掃

車両盗難に遭った際、GPS追跡装置の付いた被害車両を追跡し現場に警察への通報とセコムの緊急対処員が急行するサービス。車両の引取回収と清掃費用の補償もセット。
(2016年10月現在、セコム損保だけが取り扱いしている)

盗難対象外特約

車両保険の盗難リスクの補償を対象外とする特約。
(2016年10月現在、セゾン自動車火災保険だけが取り扱いしている)

地震等車両全損一時金

地震噴火津波による被害により車が全損となった場合、一時金として50万円が支払われる。
(2016年10月現在、外資の2社アクサとチューリッヒだけが取り扱いしている。※1)

※1:地震等車両全損一時金(50万円)は、代理店型自動車保険のほとんどが対応しています。また、朝日火災だけ「車両地震特約」にて車両保険金額の全額、分損にも対応しています。

傷害保険の特約

搭乗者傷害

人身傷害保険を付けない場合、選択が可能な定額補償の傷害保険。傷害の場合、部位症状別支払いとなり、死亡後遺障害の補償が選択可能な損保もある。

自損事故保険

一般に搭乗者傷害保険に自動付帯される補償。人身傷害保険を付けている場合、補償が重なるため付帯されない。

無保険車傷害

無保険車によって起こされた事故で死亡後遺障害の被害が生じ、相手から補償が受けられないときに補償される(最大2億円、自動付帯)

人身傷害搭乗中のみ

人身傷害保険の拡張補償部分である、被保険車両搭乗中以外の自動車事故を補償しない特約。補償範囲が限定されるため保険料が安くなる。

なお、家庭に2台以上の車がある場合、人身傷害の被保険車外の自動車事故補償は、1台の保険でカバーできるので重複加入は無駄になる。

以下の損保各社独自の特約補償は、次の別記事にて詳しく解説します。
「【保存版2016】ダイレクト自動車保険の特約一覧(各社独自の傷害保険特約)」

・人身家族おもいやり特約(セゾン自動車火災保険)
・女性のお顔手術費用特約(イーデザイン損保)
・育英費用特約(イーデザイン損保)
・入院時諸費用特約(イーデザイン損保)
・アクサ安心プラス(アクサダイレクト)
・日常生活家族傷害補償(チューリッヒ)
・ファミリー傷害特約(三井ダイレクト)
・おりても特約(ソニー損保)
・自転車事故傷害補償(SBI損保、セゾン自動車火災保険)

その他の特約とサービス

現場急行サービス

自動車事故の際、警備会社の緊急対処員が現場に急行し、現場での道路交通整理や事故対応にあたってくれるサービス。

(2016年10月現在、ダイレクト2社が対応。セコム損保がSECOM、セゾン自動車火災保険がALSOKと提携し全加入者に自動付帯としている)

ロードサービス

自動車保険のロードサービスは、ダイレクト損保が最初に提供をはじめて普及した、もっとも利用率が高い保険サービスのひとつです。

事故だけでなく、故障の際のレッカーサービスや、キーインナーロックの解錠やガス欠時のガソリン給油など、あらゆる自動車のトラブルに対応しています。

ロードサービスの内容は、損保各社により若干の差がありますが概ね同様のサービスが得られるようになっています。

基本的に自動付帯ですが、セゾン自動車火災保険のみ任意付帯となっているので、加入時に必要の有無を確認して申し込みするよう注意して下さい。

必要な特約を理解して自動車保険を選ぶ

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自動車保険は、基本補償を中心に特約によって補償範囲を拡張し、不測の事態を補うように作られています。

また、必要に応じて補償範囲を削り、補償の重複を防ぐなど、保険料を割引いて抑える特約もあります。

加入時にとくに注意したいのは、欲しい特約があるのを知らずに他の損保に加入しているような状況です。

万一の際に納得のできる補償が得られるよう、保険料に限らず特約にも注目して検討して下さい。

なお、今回ご紹介した特約補償の有無や範囲など、加入前に必ず見積もりを取りご自身の目で確認して下さい。

ここで紹介した特約については、それぞれを詳しくテーマ別に解説していますので、合わせてご覧下さい。

「任意保険の補償と特約について」一覧

「車両保険に付ける特約について」一覧


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