1番安い自動車保険教えます

1番安い自動車保険の探し方を紹介しています。

事故が無ければ保険料は安くなる等級制度の仕組み


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自動車保険のノンフリート契約とは

一般に私たち個人が任意で加入する自動車保険契約は、「ノンフリート契約の自動車保険」です。

自動車保険は、ノンフリートに対してフリート契約と呼ばれる10台以上の車両所有者を対象とした契約があります。

フリートは、その名の通り船団・艦隊と言った意味があり、元々、海上保険で船の保険を取り扱っていた保険会社が、戦後の高度成長期になって自動車保険を販売し始めた時から、このように呼ばれています。

自動車保険を売りだした始めころは、マイカーを持つ一般庶民は、まだ少なく、フリート契約者として対象となる、トラックやバス、タクシーなどの事業用の車を多数所有する法人が、主な契約者だったところからスタートしました。

主に法人向けとなっているフリート契約では、ノンフリート契約と異なる優良割引・第一種デメリット料率など、割引、割増共に判定から計算方法まで異なります。

そこで、10台未満の契約となる一般向けのノンフリート等級別(割引・割増)制度を設けて、50年以上に渡り運用しています。

ここでは、一般向けのノンフリート契約の割増・割引の基礎となる等級制度を見てみましょう。

ノンフリート契約の等級ルールは、いたってかんたんです。
事故があったらダウン、そして、無事故ならアップです。
等級のアップ・ダウンについては、基本ルールとして「前年事故あり、3等級ダウン」、「前年事故なし、1等級アップ」と覚えておきましょう

例外的な、1等級ダウンとノーカウントについては、別項にて詳しく説明します。

純新規契約はノンフリート等級の6等級から始まる!

ノンフリート契約の割引を決定づけるために契約者にはかならず等級が設定されます。
初めての契約時に6等級からスタートするのは、既にご存知だと思います。

この初めての6等級ですが、被保険運転者の年齢によってスタートの割引率が違ってきます。
この純新規契約の特別ルールは、1年間のみ適用になるので、無事1年間がすぎれば、晴れて7等級にアップします。

年令によって異なる6等級の違いは次のとおりです。(参考:あいおいニッセイ同和損保)

全年齢:  6(S/A)28%割増
21歳以上:6(S/B) 3%割増
26歳以上:6(S/C) 9%割引
30歳以上:6(S/E) 9%割引
35歳以上:6(S・G) 9%割引

保険会社によって、純新規契約の呼び方に違いがありますが、等級の数字は各社統一になっています。
これは、のちの契約で他社に乗替える際、等級をそのまま継承できる様に作られているためです。

等級は、よくても悪くても引継がれます。
つまり、事故を起こして等級が上がるから、他社で新しくかけ直すということができない面もあります。

無事故で最大20等級までアップします

今年初めて自動車保険をかけて、6等級から始まった人が、14年間無事故で保険を使わなければ、最高等級の20等級まで進むことができます。

この20等級の割引は63%引きとなるため、基本保険料の37%程度で保険がかけられるようになります。

もちろん、運転者限定割引やゴールド免許割引など、掛けあわせて行くと30%を切る保険料になる場合もあります。
ここまで達するには、大変な苦労も有るでしょう。

同じ年に生まれた赤ちゃんが高校受験の準備をする歳にまでなります。
仮に途中で2回ほど事故があると、合計で6等級ダウンするので、20年かかることになります。
さっきの赤ちゃんは、もう成人を迎えますね。

そのくらい気が遠くなるほど時間がかかりますが、事故を起こさないように気をつけて運転すれば、間違いなく保険料は安くなります。
ここ15年ほどの自動車保険は、事故の無い人はより安く、事故を起こす人はより高く、そして厳しい契約内容になってきています。

最近もより厳しい内容の等級制度に変わりました。
今後も、事故の多い人の保険料は、ますます高くなるでしょうから、より気をつけて運転するように心がけましょう


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