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使える自動車保険料シミュレーションはどれ?ダイレクト9社比較ランキング


自動車保険を取り巻く個人の申込み環境は、この10年で激変しました。

特に保険料については、代理店主導だった時代、契約者自らが保険料をシミュレーションする時代が来るなど想像もできませんでした。

いまでは、インターネットからいつでも保険料シミュレーションが可能です。しかし、保険料の自由化により、各社異なる補償と保険料が設定されており、シミュレーションや比較も慎重にしなければなりません。

この記事では、ダイレクト自動車保険の保険料シミュレーションにスポットを当てて、各損保の保険料シミュレーターを独自評価しランキングしてみました。

保険料シミュレーションの評価方法とランキング

今回のダイレクト自動車保険、保険料シミュレーション比較は、当サイトの独自見解です。

25年以上に渡り自動車と自動車保険の販売、コンサルティングに従事してきた、筆者の主観で採点を行っています。

評価の基準

採点は、損保WebサイトのTOPページから、シミュレーターへのリンクボタンのわかりやすさからはじまり、画面操作時の「わかりさすさ」、「見やすさ」、「使いやすさ」と3つの評価ポイントをそれぞれ5つの項目に分けて採点しました。

評価項目は以下のとおりです。

「わかりやすさ」
トップページから見積もりページへのリンクボタン
見積もり入力方法(被保険者・車両・補償の条件)
補償内容(基本・車両・特約)ポップアップ解説など
試算結果(割引や各プランの補償内容)
自由設計の作りやすさと入力
「見やすさ」
入力画面のレイアウト
文字の大きさ
入力後の確認
見積もり試算結果(補償内容や特約)
見積もり試算結果(被保険者と被保険車両の情報)
「使いやすさ」
見積もりシミュレーター
出力データの保存
個人情報の入力の有無
算出までの時間の速さ
試算結果後の全体的な印象

採点について

採点は、上記の計15項目それぞれを次のように採点して合計しました。したがって、最高点は、PC45点、スマホ45点です。最終評価は、両方の合計点数が高い順としました。

「採点方法」
悪い:1点
普通:2点
良い:3点

評価に使用した端末について

PCの画面とスマホ画面と2つの端末からの表示を確認し評価しております。

PCとスマホのブラウザは、Google Chromeを共通に使用し評価しましたので、PCのOがWindows10、スマホ端末ではAndroid6.0にて確認しております。

したがって、マッキントッシュやiPhone、iPadなどの端末を使った場合、多少異なる結果となる可能性も考慮し、予めご了承の上、記事本文をご覧下さい。

第1位:チューリッヒ

シミュレーターの使い勝手の良さナンバー1は、チューリッヒの自動車保険でした。保険料は、年齢条件よって割高となることもありますが、Webサイトで調べやすいので安心です。

使い勝手の採点は、次表の通りほぼ満点の結果となりました。

シミュレーションの採点結果【第1位】

使い勝手の良い点

入力のわかりやすさ、画面の見やすさなどが抜群です。また、出力データの保存を個人データ入力無しで可能にしているところがありがたいですね。

同じ外資系のアクサダイレクトと比較して個人情報への配慮の違いが伺えます。

使い勝手の悪い点

ほぼ問題などないのですが、試算結果を見る際、補償内容の詳細などすべてプルダウンとなるので、一目で見たい人には面倒くさいと感じるかもしれません。

第2位:イーデザイン損保

東京海上グループ所属の自動車保険専売ダイレクトの「イーデザイン損保」は、低価格と良質な事故対応を実現した人気のダイレクト自動車保険です。

業界内では後発ですがシミュレーターの使い勝手は、次表の通りほぼ満点の結果となりました。

シミュレーションの採点結果【第2位】

使い勝手の良い点

PCの場合、ほぼ1画面スクロールで情報入力が可能で非常にスムーズです。

前契約の保険始期日を入力すると自動的に1年後の満期日が入力される点も入力の手間を省いてくれる良い点です。些細な点ですが、意外にも他社には見られない使い勝手の良いシミュレーターです。

使い勝手の悪い点

現状で他社と比較して欠点が見当たりませんが、強いて挙げるとすれば試算後のプラン結果を修正する際、プランを1つ指定後、別画面にて再入力して再計算する必要があります。

詳細にプランを比較する際に少し面倒と感じることがありました。しかしその点は、概ね他社も同様ですからイーデザイン損保だけの欠点にはなりません。

第3位:SBI損保

保険料の安さで定評のあるSBI損保は、シミュレーターの使いやすさも光っています。

使い勝手の採点は、次表の通り平均的に高得点の結果となりました。

シミュレーションの採点結果【第3位】

使い勝手の良い点

見積もり入力はほぼスムーズに行なえます。試算結果の修正を直接入力できるのでスピーディーな使い勝手で好印象でした。

使い勝手の悪い点

悪いところなどないのですが、強いて挙げれば、車両情報入力画面が別に開くため、入力時に戸惑うかもしれません。

他の項目は、1画面でスムーズに入力できるので、車両情報入力のみ違和感がありました。

第4位:ソニー損保

ダイレクト損保売上ナンバー1のソニー損保ですが、シミュレーターの使い勝手については、次表の通り4位の結果となりました。

使い勝手の採点は、次表の通り平均的に高水準の結果となり、特にわかりやすさが際立っています。

シミュレーションの採点結果【第4位】

使い勝手の良い点

各項目の情報入力については、満点です。入力画面の各文字の大きさなど見やすさも抜群です。レイアウトのバランスも良くはじめて自動車保険に入る人でも十分使いやすくなっています。

使い勝手の悪い点

強いて挙げればというところですが、プラン試算後の修正時に別画面で操作、計算することが分かりにくく、元の画面に戻るのが面倒に感じる人もいるでしょう。

また、試算結果のプルダウン表示も一度に表示してくれても良いような気がします。

第5位:セゾン自動車火災

おとなの自動車保険で人気の「セゾン自動車火災」ですが、シミュレーターの印象は、それほど良くない感じです。使い勝手の採点結果は平均的となりました。

シミュレーションの採点結果【第5位】

使い勝手の良い点

入力画面のレイアウトや文字サイズはトップレベルの見やすさで、入力作業を容易にしてくれます。

リズム良く必要な情報を入力できるので、試算結果を得るまでの時間はそうかかりません。

業界唯一、車両保険の補償を分割契約可能にするなど、オーダーメイドできる自動車保険として修正画面の細やかさと概ね入力ごとに自動計算される機能が装備されています。

使い勝手の悪い点

入力のたびに自動計算されるので、入力のテンポが今一つの感があります。回線速度によっては、入力のたびに待たされることもあります。

また、保険料以外の試算結果がプルダウン表示なので、詳細を見る際、該当項目をいちいち開く必要があるので面倒と感じる人もいるでしょう。

第6位:三井ダイレクト

国内メガ損保三井住友海上のグループ子会社「三井ダイレクト」は、国内のダイレクトの老舗です。

21世紀初頭よりインターネットからの申込みも見据えたWebサイト作りなど、顧客対応に努めてきました。

シミュレーションの採点結果【第6位】

使い勝手の良い点

シミュレーターにリンクされるボタンのわかりやすさ、入力画面のレイアウトや文字サイズが見やすくなっています。

使い勝手の悪い点

見やすさを意識した画面は字が大きすぎて少し古さを感じました。文字サイズ等の拡大から、詳細画面をプルダウン表示としており、正直面倒です。

自由設計や修正などもプルダウン表示と別画面により、面倒の極みです。もう少し簡単に修正できればと思います。

第7位:そんぽ24

ダイレクト損保の中では、少々他社に遅れを取っている感のある「そんぽ24」ですが、シミュレーターのスマホ対応も今一歩の感がぬぐえない作りでした。

使い勝手の採点は、次表の通り平凡な得点結果でした。

シミュレーションの採点結果【第7位】

使い勝手の良い点

試算結果は2つプランと項目に直接入力可能な自由設計プランがあり、わかりやすくできています。

見積もり結果は、3プランを展開表示するので、スマホの場合横向きで見ると字も大きく見やすくなります。

使い勝手の悪い点

トップ画面からシミュレーターへのボタンに若葉の初心者マークがついており「新規」と記載があるため、純新規申込みのボタンと誤解しやすく紛らわしいです。

また、PCだとそこそこ見やすく使いやすい画面ですが、スマホの場合、入力欄や字が小さくなり、他社サイトと比べて入力ミスにつながりやすくなります。横向きにしないと操作しにくいと感じました。

第8位:アクサダイレクト

保険料の安いダイレクト損保の中にあって、もっとも安いと評判の「アクサダイレクト」ですが、保険料シミュレーターについては、次表の採点にあるようにいくつか使いにくさがあるようです。

シミュレーションの採点結果【第8位】

使い勝手の良い点

試算結果の3プランについて、3つを見比べながら補償内容の修正が同時に行える点が良いポイントです。多くの他社では、プランごとに修正の入力が必要で修正にかなりの時間を要し大きな違いとなります。

使い勝手の悪い点

氏名・住所・電話番号・生年月日・メールアドレスなどの個人情報入力が必須となる点です。

現在、保険料シミュレーションにて個人情報入力を求める損保は、アクサダイレクトのみであり、1損保の保険料見積もりの取得にここまで個人情報の入力を求めるのは、いかがなものか?と感じます。

また個人情報入力に手間が取られるため、最初の試算結果を得るまで時間がかかることも欠点として見逃せませんでした。

第9位:セコム損保

代理店系損保のダイレクト自動車保険は、シミュレーターがPC向けとなっており、スマホに対応していませんでした。

したがってスマホからは、とても使いにくいシミュレーターとなっており、ダイレクト自動車保険9社中、最下位の結果になりました。

シミュレーションの採点結果【第9位】

使い勝手の良い点

補償や特約の詳細解説ポップアップ画面では、情報内容が適当であり、わかりやすく見やすかったです。

使い勝手の悪い点

すべてプルダウンメニュー選択で入力がしにくい、字が小さく画面を色で区分けしたり、ボタンで選ぶなどのレイアウトに工夫が見られない。

PC画面用でスマホ対応になっておらず、スマホでの操作は困難を極めます。横向きにしてピンチでズームしながらの操作となりますが、ダイヤログボックスの選択エラーなどでイライラ感がつのることでしょう。

全体的に使いにくく、試算結果を得るまで時間がかかり、Webサイトは、一昔前の作りで古臭さを感じる画面でした。

保険料シミュレーターは本当に便利?

損保各社がWebサイトで用意する保険料シミュレーターは、自由設計やプランの調整も可能でそのまま契約申し込みすることもできます。

しかし、実際に画面を操作していくと分かりにくい部分もあり、試算結果まで容易にたどり着けないシミュレーターもあります。

保険料シミュレーションは時間がかかる

また、こうしたシミュレーターを使って、試算結果を集めて比較することも可能ですが、各社シミュレーターの仕様が全く異なるため、それぞれを理解しながら算出していくのには相当に時間がかかります。

また、各社の入力画面で順番は違うが同じ事柄をそれぞれ入力していくので、3社目くらいになると面倒くさくなってくるはずです。

各社のWebサイトでは、入力時間を10分としていますが、車検証の見方や保険用語を理解している人だけの話で、補償や特約を検証しながら条件を修正しながらシミュレーションしているうちに、30分程度あっという間に経過してしまいます。

実際、今回の検証で各損保Webサイトのシミュレーター操作を理解している筆者でも、9社×2(PCとスマホ)の操作で、3時間近くかかりました。

1年に一度、満期更新のときだけ保険料試算をしようとする人がほとんどだと思いますが、その場合は恐らく週末に丸1日を費やすことになるでしょう。

1社2社のシミュレーションを行なうくらいで、これを使って比較するのは次の理由からもお勧めできません。

作りの悪いシミュレーターは結果を間違えやすい

見てきた通り、保険会社によりシミュレーターの作りが異なり、ユーザビリティに優れたものもあれば、スマホに対応できていないダイレクト自動車保険の保険料シミュレーターの損保もあり、後者はとてもいただけないと感じます。

また、作りの悪い保険料シミュレーターは、入力ミスが増えるため正しい結果が得られない危険もあります。

もちろん、どんなによくできたシミュレーターでも、入力の際に条件を間違えてしまえば正しい比較ができません。

一括見積もりと合わせて使うと役立つ!

「自動車保険一括見積もり比較」を利用すると、1回の入力で同条件の見積もりをまとめて集ることができます。

したがって、上記のような保険料シミュレーションのために時間を割いたり、誤入力によるエラーを防ぐことが可能になります。

しかし、一括見積もりだけで保険を決めてしまうより、一括見積もりで安い保険会社の候補をリストアップし、補償や特約条件を自分でシミュレーションしてから、最終見積もりを、3社程度に絞り再依頼することでより良い自動車保険に契約できます。

多少面倒はありますが、一括見積もりとシミュレーターを合わせて利用し、賢く保険に加入しましょう。

シミュレーションの評価について

今回の採点は、当サイトの筆者の主観で独自に採点したものです。

当サイトでは、毎週必ず数回は保険会社のシミュレーターを利用し、保険料シミュレーションを行なっていますので、極端に客観性を欠くようなことはないはずです。

また、どの保険会社とも直接の利害関係を持っていないため、発言に制限が加えられることもないので、自由に辛口な評価を行なっています。

保険料シミュレーターが、だれでも自由にPCやスマホで使えるようになり、ますます自動車保険は、契約者自らが自分で判断して入れるようになってきました。

シミュレーターを賢く利用して、自分に合った自動車保険をコーディネイトしてみましょう。


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