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ドラレコに追突予防アラートも装備!使える自動車保険スマホアプリ6選


自動車保険のスマートフォンアプリというと、事故や故障時にだけ使えるものと思っている人も少なくありません。

確かにはじめは、事故の現場での初期対応に役立つアプリとして企画され損保各社から提供されていましたが、現在は、追突事故を防ぐための予防安全運転支援機能を盛り込んだアプリも登場しており、普段の運転で役に立つスマホアプリになっています。

今回の記事では、自動車保険のスマホアプリの中でも特に注目の、ドライブレコーダー機能(以下:ドラレコ)や安全運転レベルチェッカー、追突予防アラート機能などが装備されたスマホアプリを中心に紹介しながら、損保各社のスマホアプリの提供状況などを見て参ります。

普段は補償や保険料などが比較対象になりますが、無料の優れたアプリ提供による安全運転支援サービスなど、損保各社の姿勢についても保険選びのポイントとして、比較してみて下さい。

スマホアプリの安全運転支援機能とは?

現在、スマホアプリに搭載されている「安全運転支援機能」の代表的なものには、次のようなドライバーに安全運転を促す機能が装備されています。

アプリはいくつかの機能を持っており、ドライブレコーダー(ドラレコ)、安全運転診断、前方車両接近アラート機能(追突予防)、急操作アラート機能、走行履歴、走行時間と走行距離のアラート機能などを有します。

主に多くのスマートフォンに搭載されているイメージセンサーや加速度センサー、Gセンサー、GPSセンサーなどを組み合わせて、ドライバーの運転操作と車の状態を検知し映像や数値化したデータを運転者に伝えてくれます。

ドラレコ機能とは?

どの機能が盛り込まれているかは、保険会社が提供するアプリによって異なりますが、特にクルマの急な動きを感知して、急ブレーキや急なハンドル操作などその事象の前後10秒間の映像や場所を記録するものを「ドラレコ」機能と呼びます。

ドラレコは、事故防止や事故発生時には、客観的に事故原因を調査するための判断材料として役立ちます。

また、ドラレコが搭載されていることによりドライバーの安全運転意識が高まり、結果として事故を起こしにくい運転につながります。これは、ドライバーが「運転内容が記録されている」と常に意識することで、運転により集中し注意力が増すことによるものと考えられます。

実際、ドラレコと連動し「安全運転診断」などの機能も作動しており、ドライバーは、一般的により良い結果を望むので、必然的に安全運転につながります。

安全運転診断

安全運転診断は、前述したスマホ搭載のセンサーにより走行中のクルマの動きを感知しながら、位置データとともに記録します。運転終了後、記録されたデータを地図アプリ等に重ねる合わせ、急な操作があった場所や時間などが表示されます。

運転の状態は、数値化され採点が行なわれ総合的に安全運転のレベルが表示されます。

アプリにもよりますが、最終的な結果を採点で表示するものと、リアルタイムでアラート表示するものもあります。リアルタイムに運転スコアが伝わるほうがドライバーには目に見えて安全運転の効果が上がるようです。

エコドライビングスタイルの運転の人は、安全運転と診断されるようです。

方車両接近アラート機能(追突予防)

この機能を持ったスマホアプリはまだ少ないのですが、カメラに映る映像から前方車両への接近を検知して接近を知らせるアラートが表示と音で警告されます。

自動ブレーキの単眼カメラと似た機能ですが、スマホアプリは、警告アラートだけでブレーキなどの操作介入はありません。

あくまでも補助的に追突予防のために警告をするという機能です。運転中は、わき見や漫然運転をしないよう、くれぐれも安全運転を心がけて下さい。

事故発生時にドラレコがあって良かった!という人7割の理由

国内有数のオーディオ、ナビ、ドラレコのメーカー「富士通テン」が行った、ドラレコを付けている人へのアンケート調査によると、約7割の人が「ドラレコを付けておいてよかった」と回答がしています。

ドラレコが役立った事故時の有用度については、事故の様子や真実がわかった、証拠になった、相手の非を証明できた、保険の示談交渉が有利になった、事故の相手を見つけられた、という意見がありました。

現在、カメラによる映像は、客観的な証拠として有効な手段として扱われるので、事故時の記録映像の有無は、示談交渉においても大変重要な判定材料になります。

ドラレコの記録を確認することにより、事故後に信号の色や歩行者、相手車の動きを警察や保険会社が確認できるので、結果的に事故当事者双方が示談交渉において折り合いがつきやすくなります。

しかしこの便利なドラレコですが、安いものでも1万円を超え、前方と後方を同時に撮影しながら高解像度の映像を記録する高機能なものは、5万円を超えるものもあります。

走行時の映像をレジャーの記録映像として使う目的でもなければ、ドラレコの専用機は少し高いような気もします。

そこで、自動車保険のスマホアプリによるドラレコ機能を使えば、持っているスマホにアプリをインストールすれば無料で使えるので、気軽に試してみることができます。

近年のスマホは、カメラ性能が高く、夜間の低照度での感度にも優れ、レンズも明るいので安いドラレコ専用機よりも、鮮明で良い画像が得られることもあります。お手元に残っている旧機種のAndroidスマホやiPhoneを再利用するのもおすすめです。

なお、スマホをドラレコとして利用する際は、スマホ本体をダッシュボードなどにしっかり固定する、設置ホルダー(クレイドル)が必要です。設置場所は、エアバッグの作動や運転の邪魔にならないよう、しっかり固定して下さい。

損保各社のスマホアプリ対応状況

損保各社のスマホアプリ対応については、各社の姿勢が異なり、先に紹介したようにドラレコ機能のほかに追突予防のアラートまで搭載されたアプリを無料で提供する損保もありますし、スマホアプリを一切提供していない、やや時代遅れの損保もあります。

スマホアプリの開発や配布について、ダイレクト型損保、代理店型損保の違いはなく、それぞれ独自に検討し取り組んでいるようです。

調べてみたところ、将来に向けて「テレマティクス自動車保険」を検討している損保ほど、ドライバーの運転傾向、事故時の連絡対応、事故時の状況確認について、オンラインで速やかに情報を集めたいことから、スマホアプリの無料配布サービスを強化し取り組んでいるようです。

今後スマホアプリの高機能化が進み、ドライバーの運転スタイルなどもオンラインでリアルにフィードバックされるようになれば、テレマティクス自動車保険により、実際の優良ドライバーの自動車保険をさらに安くなることが期待できそうです。

ドラレコ付きが当たり前!自動車保険のスマホアプリ6選

2017年5月現在、ドラレコ機能が付いた自動車保険アプリは、6社から提供されています。

6社のスマホアプリに搭載されている「安全運転支援機能」について、ドラレコを中心に見てみましょう。

損保ジャパン日本興亜「Safety Sight(セーフティサイト)」

「Safety Sight」は、ドラレコ機能に加え、前方車両への接近をアラートで知らせてくれる予防安全運転支援機能が備わった、唯一のスマホアプリです。

もちろん契約者以外の人も利用が可能となっており、AndroidOSとiOSのどちらにも対応します。まとめると安全運転支援機能は、ドラレコ機能をはじめ次の5つが連動します。

・前方車両の接近アラートと発進お知らせ機能
・安全運転診断と運転スコアの通知
・急操作アラート
・ドライブレコーダー機能と走行履歴
・走行時間と距離の経過通知

損保ジャパン日本興亜の「Safety Sight」案内ページ

三井住友海上「スマ保(運転力診断)」

「スマ保(運転力)」には、運転適性診断をはじめとしてドラレコ機能など4つの予防安全運転支援機能が備えられています。

・ドライバーの運転傾向がわかる運転力診断
・ドライブレコーダー機能
・エコ安全ドライブ診断機能
・運転注意アラート機能(事故多発場所や天気情報連動)

AndroidOSとiOSのどちらにも対応しており、動作確認済みの適応機種も豊富です。もちろん無料で契約者以外の人も利用できます。

三井住友海上「スマ保」案内ページ

あいおいニッセイ同和「サポNAVI(サポナビ)」

2017年2月にリニューアルされた「サポNAVI」には、従来アプリから引き継がれたドラレコ機能付きの「運転力」診断が特徴の一つになっています。

ドラレコ機能では、車両の急ブレーキや衝突をスマホが感知すると、前後の映像を記録保存されます。

また、加減速や交差点の曲がり方などドライバーの運転傾向を測定分析し、総合的な安全運転能力を診断します。

あいおいニッセイ同和「サポNAVI」のダウンロード先 iOS

あいおいニッセイ同和「サポNAVI」のダウンロード先 Android

共栄火災「くるまるNAVI(クルマルナビ)」

「くるまるNAVI」は、代理店損保の中堅「共栄火災」が提供する「こだわりのスマホアプリ」です。

ドラレコ機能や安全運転診断、地図アプリ(Google Map)との連動によるカーナビ機能など、基本をおさえたスマホアプリになっています。

使用中のユーザーからも評判がよく、シンプルで使いやすいアプリです。もちろん無料でどなたも利用できます。

共栄火災「くるまるNAVI」案内ページ

ソニー損保「ドライバーズナビ」

「ドライバーズナビ」は操作が簡単と評判の良いスマホアプリです。

このアプリでは、安全運転診断とドライブレコーダーの機能を有しており、安全運転診断の際は、スマホ本体の縦横を問わず設置が可能です。

ただし、ブレーキ操作や転回時にスマホ本体が動かないようにシートバックポケット内や車載ホルダーで固定しておく必要があります。

なお、ドラレコ操作では、カメラの動作による前方の撮影が不可欠となります。ダッシュボード上などに車載ホルダーなどを使ってしっかり固定して下さい。

ソニー損保「ドライバーズナビ」案内ページ

三井ダイレクト「ムジコロジー ドライブ(ムジドラ)」

「ムジコロジー ドライブ」では、スマホのセンサーを利用して、加減速や急ハンドルなどを検知測定し数値化して「ドライブ適性診断」を行います。

また、ドライブ診断では、スマホカメラによる映像記録を自動的に記録し保存します。急な加減速や急ハンドルなど、操作が行なわれた場所の記録を地図と重ね合わせ、映像も参考に総合的なドライブ評価が可能になります。

なお、映像記録がドラレコ機能として保存されることになるので、万一の事故でも事故発生時の状況保存が可能になっています。

三井ダイレクト「ムジコロジー ドライブ」案内ページ

ドラレコ機能付きスマホアプリは事故対応も万全!

ここまでに紹介した6社のスマホアプリには、安全運転支援機能のほかに、事故発生時の連絡機能や記録機能などがあり、契約内容確認や緊急災害時の連絡先など、様々なエマージェンシー機能を有しています。

契約者もそうでない人も、ものは試しでインストールし試してみることをおすすめします。

スマホ本体のカメラ機能によっては、お手持ちのドラレコよりも良い映像が取れる場合もありますし、設置位置を変えて斜め方向から撮影するなど、サブカメラとしても活かせますので試してみてはいかがでしょうか?

事故と故障対応だけに特化したスマホアプリ提供の4社

一方、ドラレコや安全運転支援機能を盛り込まず、事故や故障発生時の緊急対応に特化したスマホアプリを提供する損保もあります。

こちらのスマホアプリも無料で、どなたでもダウンロード可能となっており、災害時の通報や救急対応の心得など、インストールしておけばいざというときに役立ちそうです。

アプリ自体はそれほど大きくメモリーを消費することもないので、契約している保険会社があれば、インストールしておくと、事故発生時に間違いなく役立ちます。

また、契約していなくても内容によっては、インストールしておけば役に立つものもあるので、いくつか検討してみましょう。

東京海上日動火災保険「モバイルエージェント」

代理店機能をスマホアプリに集約した便利なアプリです。

これ一つで万一の際の連絡先一覧から、契約内容、事故や故障のサポート連絡、事故情報のメモ、事故現場の写真の送付などもOK! また事故の経過連絡も随時確認できます。

災害時の安否登録機能により、連絡が取れない状況でも安否連絡が可能です。東京海上日動火災保険の契約者は、インストール必須のアイテムですね。

東京海上日動火災保険「モバイルエージェント」の案内ページ

セゾン自動車火災「おとなの自動車保険/つながるボタンとアプリ」

2017年7月の契約から始まる新サービス、「つながるボタン」の配布と専用スマホアプリの連動により、事故や故障発生時に専用ボタンを押せば、コールセンターにすぐつながるという、業界初の新サービスです。

スマホアプリをインストールしておくことでクルマに乗車すると自動でアプリが起動し、緊急時にはすぐ連絡することが可能です。

ボタンとスマホの連動により、事故や故障現場の特定が容易になり、ALSOKの現場急行サービスとの連携により、契約者は事故や故障、災害時にも落ち着いて対処可能になるでしょう。

「おとなの自動車保険/つながるボタンとアプリ」の案内ページ

イーデザイン損保「事故現場コール」

事故や故障の際、連絡先がわからない、自分のいる場所の正確な位置がわからないときがあります。

「事故現場コール」をインストールしておけば、簡単な操作だけでイーデザイン損保のコールセンターにつながり、GPS機能により位置を特定して、ロードサービスなどの提供を受けることが可能になります。

契約者に提供を特化したシンプルなサービスですが、自動車保険として必要にして十分な機能を有しています。ダイレクト自動車保険のサービス提供に特化したイーデザイン損保らしい、自動車保険アプリといえるでしょう。

シンプル故にボタンも少なく、イザというときに間違えず確実な連絡ができることでしょう。

イーデザイン損保「事故現場コール」の案内ページ

アクサ損保「アクサダイレクトナビ」

「アクサダイレクトナビ」は、契約者に特化した、事故対応と故障対応をシンプルかつわかりやすくまとめたスマホアプリです。

緊急時にはトップ画面から、事故かロードサービスを選択してタップし、画面の内容に沿って進めば事故現場の写真撮影から、コールセンターへの連絡までスムーズに使うことができます。

お役立ち情報からは、アクサ指定の修理工場などを探すことも可能です。

アクサ損保「アクサダイレクトナビ」の案内ページ

まとめ:ドラレコ代わりに運転支援アプリを使ってみる!

ドラレコ機能付きのスマホアプリ提供は6社、事故連絡機能に特化したアプリを提供している損保は4社です。

自動車保険のスマホアプリですから、契約者の事故や故障時に連絡がスムーズに行えるアプリの提供は、もう当たり前といっても良いでしょう。

このようなサービスの点も自動車保険選びには、欠かせないポイントになるかもしれません。

今回特集したドラレコ機能付きスマホアプリで最もおすすめは、前方車両への接近アラートも付いた、損保ジャパン日本興亜が提供する「Safety Sight(セーフティサイト)」です。

この秀逸な機能が、契約者はもちろん他社に契約している人でも無料で自由に使えるのは、とてもうれしい限りです。

記事を読まれましたら、ぜひお手持ちのスマホにインストールして安全運転にお役立て下さい。


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