車を当日に売って即日現金化は出来る?なるべくすぐに売るには?

「急にお金が必要になったが、借金はしたくない」
「突然の転勤で車が邪魔になった」
「使っていない車の税金を払いたくない」

いろいろな理由で、「急いで車をお金にしたい」「すぐに車を手放したい」と考えている人はいると思います。

しかし、そもそも「即日で車を売って当日中に現金にする」ことは出来るのでしょうか?

じつは、出来るのです。もちろん、いくつかポイントはありますが、難しくはありません。

詳しく解説しましょう。

即日買取、当日現金化するのにクリアすべきハードル

車を「査定依頼したその日に買い取ってもらう」ことは、じつは難しくありません。(査定したその場で契約して、そのまま持って帰ることが出来るのは、買取業者としてはありがたいくらいです)

しかし、次の2点については、なかなか難しい高いハードルです。

・高く買い取ってもらう
・当日中に現金を支払ってもらう、もしくは入金してもらう

これらの点をクリアするには、残念ながら下調べと準備が欠かせません。

しかし、下調べと準備をすれば、査定の当日中に高値で買い取ってもらって、かつその日のうちに現金を手にすることが出来るのです。

税金の支払いや転勤、引っ越しなど、支払日の希望がある人は、それに間に合うよう、すぐに動き始めましょう。

どこに売れば、当日中に車を現金化できるのか?

まず、車を即日現金化するために、どこに売ればいいのかを考えましょう。

「査定即日の現金化」を目標にするかどうかを別にしても、車を売ろうと考えてすぐに思い浮かぶのは、大手の買取業者かもしれません。

CMや広告でよく知っていますし、なんとなく高価買取してくれそうなイメージもあります。

しかし、ちょっと待ってください。

そういった大手の買取業者では、ほぼすべてが翌営業日以降の支払いになっているのです。つまり、即日現金化はほとんど出来ません。

例えば、ガリバーだと最短で3~4営業日で所定の口座に振り込みとあります。

これは、次の理由のためです。

・防犯上の理由 …… 大金を店舗に置いたり、営業が持ち歩いたりするのは危険なため
・査定額の確定 …… 改めて査定し、事故歴や修理歴を調べるため

残念ながら大手であればあるほど、こういった決まりに厳格に従いますので、即日現金化は難しいと言えます。

そのため、「査定即日の現金化」を実現するためには、中小の買取業者へ持ち込むことになります。

中小業者であれば、上記のような縛りは緩いので、即日現金化できる可能性は十分にあるでしょう。

ただ、いきなり小さな買取業者へ車を持ち込むのは、ちょっと怖いと感じる人が多いのではないでしょうか。

「買い叩かれないか?」「怖い人が出てこないか?」「相手にされないのではないか?」「悪徳業者に騙されるのでは?」など、ちょっと考えるだけで不安になります。

もちろん、ほとんどの業者はまっとうな業者ですので、客に失礼な態度をとるようなことはありません。むしろ、滅多に来ない客が来るわけですから歓迎してくれることでしょう。

しかし、こちらが焦って車を売ろうとしていて、相場も知らないと分かれば、当然足下を見てきます。買取業者としては、安く買うことが一番重要なことですから、仕方ありません。

そのため、買取業者へ持ち込むのであれば、買取相場を理解した上で持ち込まなければいけません。その上で、あなたが適正価格より少し高い程度の金額を提示したのであれば、ほとんどの業者は気持ちよく買い取ってくれることでしょう。

ただ、買取相場は日々変動していることもあり、素人にはなかなか分からない場合が多いです。それに、買取業者によってはたまたま持ち込んだ車の在庫がだぶついているという可能性もあります。

しかし、それらの心配が一掃される方法があります。

それが、「車の一括査定」です。

車の一括査定サイトを使って、車を売った当日に現金を手にする!

インターネットの車の一括査定を利用することで、複数の業者へ一斉に査定の依頼をかけられます。

そして、数分で仮査定の結果と本査定(実際に車を見て行う本当の査定)の日程調整について電話連絡があります。

連絡をしてくる業者は、あなたが査定依頼をした車を欲しがっている業者ですし、複数の業者へ依頼されていることを知っていますので、相場を無視した安値を付けることはまずありません。

つまり、業者同士が自然に競い合う形になるので、安く買い叩かれるリスクは激減するのです。

車を売る側であるあなたは、連絡があった業者に「今日中に支払いできるのか」を相談、柔軟に対応してくれる業者だけに本査定を依頼すればいいでしょう。(もちろん、仮査定額も考慮するのは言うまでもありません)

もちろん、この条件のせいで相当数の買取業者が手を引くと思いますが、ゼロにはならないと思います。それらの条件に応じてくれた業者に本査定に来てもらって、査定額を比較しましょう。

その中でもっとも高い業者と契約すれば、高値で売れてかつ当日現金を手にすることが出来るわけです。

ただし、順調に進めるためには以下の注意点があります。

車を売るのに必要な書類を、事前に準備しておくこと!

車を売るには、以下の書類が必要です。

・自動車検査証(車検証)
・自動車納税証明書
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・印鑑登録証明書(発行後3ヶ月以内)
・実印

その他にも、印鑑証明書と車検証の住所が違う場合は住民票が必要になります。

これらの書類がなければ、買取業者は車を買い取ることが出来ませんので、支払いを当日中に行うことなど出来ません。(もちろん、後日振込で良ければ、処理は後日郵送で買い取ってくれることがほとんどです)

必要な書類の基準は業者によっても違う事がありますので、事前に情報を集めて、必要な書類をそろえておきましょう。

なお、基本的に、印鑑登録証明書以外は車検証と一緒に車に積んでいるはずなので、ほとんどの人は大丈夫だと思います。ただし、「納税証明書が古いものだった」という場合はありますので、即日で売却したいなら、入念な確認をしてください。

最後の印鑑登録証明証だけは、役所で新たに発行してもらう必要がありますので、準備を忘れないようにしておかなければいけません。

また、上記に加えて、契約時には以下の書類も記入する必要があります。

・譲渡証明書
・委任状

これらは、買取業者が準備しておいてくれることがほとんどですが、念のため国交省のサイトからダウンロードしておくと安心です。なお、譲渡証明書には実印を押印する必要がありますので、実印も忘れないように持っておきましょう。

なお、車をマイカーローンなどで購入していた場合は、名義がローン会社や販売店になっている場合があります。(車検証の所有者欄がローン会社や販売店になっている)

その場合は、名義変更が必要です。該当のローン会社や販売店に連絡し、「所有権解除」のための書類を送ってもらっておいてください。この書類がなければ、売買の手続きを行うことが出来ません。

車をきちんと掃除しておくこと

「査定当日に買い取ってもらって現金化する」という点だけであれば、必須ではありませんが、「車を高く売る」ためには、最低限やっておくべきことでしょう。

新品同様まできれいにする必要はありませんが、清潔感のある内外装であれば、査定額にも影響する可能性はあります。

取り外した標準パーツも査定時に見せること

取り付けておく必要はありませんが、もしオプションパーツと交換して外した標準パーツがあれば、必ず査定時に見せてください。

取扱説明書やスペアキー、エンジンスターターのリモコンなど、備品もすべてそろえておかなければ、マイナス査定になってしまう可能性が高くなってしまいます。

まとめ

車を売って当日中に現金を手に入れるためには、事前の下調べと準備が必須です。ただし、下調べの部分については、「車の一括査定」を利用すればほぼ割愛できますので、ぜひ活用していきましょう。

・車を当日売却&即日現金化は可能である
・大手の買取業者では即日支払いはほぼ無理。中小の買取業者に売る必要がある
・車の買取相場を知らなければ、買い叩かれる可能性が高い
・車の一括査定サイトを使って、安く買い叩かれることは回避できる
・必ず「即日支払いできる」ことを条件に出張査定を依頼する
・事前に必要書類を準備しておくこと